4月になり新入社員らしきフレッシュな若人をよく見かけるようになりました。
新生活や新年度、いわゆる「新しい」ことには、
ワクワクとやる気と不安が入り混じった、明るい意味で複雑な気持ちになる のどか です。
こんにちは。
始まりがあれば、終わりもあります。
終わりのイメージは暗い意味が大きいかもしれません。
今まであって当然だったものが無くなれば、それは不安になりますよね。
ですが、卒業したら次は入学、入社があるように、終わりではなく新しいステージの始まり。
世間は「始まり」のキラキラとしている中、「さいごのサツマイモ」の最後の販売を行います。
最後というワードには悲しい寂しい感じはしますが、
これからに繋ぐ希望に満ちた意味があるのです。
農家人生最後の出荷。さいごのサツマイモを応援して下さった皆様に、明るい最後を見ていただけるよう、4月17日(日)に私の地元、神奈川県綾瀬市で最後の販売を行います。
プロジェクト最終話の序章をご案内いたします。
さいごのサツマイモとは
千葉県香取市の80代高齢のさつま芋農家さん。
跡継ぎはおらず、自分たちが元気な間は農業をやろうと、6反(話によると1町以上かも)の畑を、ご夫婦二人で60年以上お世話をされてきました。
しかし、2021年11月。とうとうお身体を悪くされ入院。
出荷できていないさつま芋たち6トンが残されてしまいました。
農家人生の最後だというのに、出荷できないで終わるなんて悲しすぎる。
さつま芋たちを多くの人へ届けるため立ち上げた企画が「さいごのサツマイモ救出プロジェクト」です。
農家さんとのこれまで
これから始動する、
縁起のいい日に収穫することが付加価値の、加工しない六次産業「宿命」シリーズのロールモデルになってくださったのが、このさつま芋農家さんです。
本来の六次産業は、加工が付加価値です。
売れなくても加工費用が発生します。
しかし、収穫日指定が付加価値です。
売れなければ加工費用は発生しません。
このサービスに需要はあるのか。
農家さんに負担は発生しないのか。
果たして効果はあるのか。
そのテストとして初のクラウドファンディングにご協力いただいたのが、このさつま芋農家さん。
私には特別な存在なんです。
(〇゛ェルタースオリジナルみたいやな)
農家さんの引退
先祖代々続く広大な農地を、ご結婚からお二人だけで60年以上も守ってきました。
後継者がいないこともお二人は気にしておりません。
元気なうちは畑をやろう。
でも一人じゃ出来ないから、どちらかが倒れたら終わり。
そういって笑っていた去年2021年。
しかしその秋、ご夫人が病に倒れてしまったのです。
すっかりやる気を失ってしまったご主人は、6トンのさつま芋を出荷できません。
そのためクラウドファンディングにて、購入者を募ったのでした。
大変多くの方からご支援をいただき、クラウドファンディングだけで5トン。
直接取引で1トン。
そしてなぜか湧いてきた1トン(最初少なく申告していたな…)を、ただいま追加販売中です。
販売情報
販売場所・日時
みんなの広場大市
日時:2022.4.17(日) 9:00~13:00
場所:綾西バザール商店街
神奈川県綾瀬市綾西4丁目19
アクセス:相鉄バス・あやせコミュニティーバス
「国分寺台第10」バス停すぐ
※綾瀬市は鉄道がないのよ…
駐車場:無料Pあり
雰囲気:住宅街の中にある商店街。年齢層は高いが、お子様連れのご家族も。
出店者同士も仲が良い、和気あいあいとした雰囲気です。
販売内容
物販
├さつま芋 一袋 (約1.5kg) 500円 一番人気!
├さつま芋 詰め放題(約1kg) 300円 丸干し芋に最適サイズ
├干し芋(約50g) 100円
└イチゴ (オープン価格)
綾瀬市を盛り上げていくために地元農家さんにもご協力いただき、今が旬のイチゴをご用意いただきました!
私も楽しみ。
干し芋ワークショップ
今回初の試みが干し芋作りワークショップ!
干し芋は案外簡単。
だけど色々と作り方やこだわりがある模様。
私の作る干し芋は、ありがたいことに前回は2時間で完売!
私のレシピをその場で伝授します。
そして干し芋用のお芋も、干し芋用のネットも全て揃って1000円!
お子様から年配の方までご参加可能です。
簡単に作れるように下準備も用具も揃えました。
一度作り方を覚えてしまえば、これからはご家庭で干し芋を作れますよ♪
干し芋にすると、冷蔵庫で1ヵ月は保存できます。
さいごのサツマイモをゆっくりと味わっていただくために。
そして他のさつま芋たちを好きになってもらえるように。
次に繋ぐためにも、このワークショップを試みました。
先着10名様限定です!
どうぞお立ち寄りくださいませ!
他出店者様のご紹介
●大矢商店様(ブース)
冷凍マグロの問屋さんなので超破格!ネギトロは毎回購入します。
●B’s kitchen様(ブース)
「カメロンパン」が超人気のパン屋さん。
人気商品の「さつまいもパン」はさいごのサツマイモを使ってくださっています!
●住まいのおせっかいや様(ブース)
家のお片付け相談とは表向き。本質は「おせっかい屋」さんです。
なんでも相談に乗ってくださいますよ。
●めだかの学校様(店舗)
商店街の喫茶店。名の通り店舗内にメダカさんがいます。
ホットコーヒーや焼きそば等、飲食物に外れがありません。
ほかにも美味しいもの、めずらしいもの、面白いものがいっぱい!
まとめ
「さいごのサツマイモ」の最後の販売は、2022年4月17日(日)。
神奈川県綾瀬市の綾西バザール商店街で9:00~13:00まで開催しております。
さつま芋の販売だけでなく、
干し芋作り体験は、次に繋げるという意味も込められています。
そしてこれから始まるイチゴもやって来ます。
他にも隠れた名店が勢揃いの楽しいイベントです。
バザール商店街のみんなの広場大市は毎月第3日曜日に開催しています。
さつま芋が無くても個性的で隠れ家的なお店が多く出店しています。
お近くの方は、ぜひお越しください。
想い・さつま芋の今後の見通し
すべてのものは、この「終わり」のために始まるのではないかと思うのです。
部活だって、最後の試合、最後の大会、最後の発表会のために、努力を積み重ねます。
ほとんどの人が、この「最後」の場面が一番印象に残ります。
そして結果がどうであれ、
経験を土台にして次のステージに向かうのです。
だからこそ次に繋げる最後にしなければなりません。
さつま芋たちは幸いにも、種芋として栽培を試みてくださる方が数名、名乗り出てくださいました。
さいごからさいしょへ。
さいごにさせないために。
新たなプロジェクトの幕開けが各地で行われ、ストーリーは今後も続いていくことでしょう。
一先ず、
千葉県香取市の高齢農家さんで採れたさつま芋たちは、これが最後の販売です。
この機会にぜひ、神奈川県綾瀬市にお越しいただき、陸の孤島と呼ばれる所以も体感してください。(最後余計)
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