【動物】共存への道と理解【人】#クマさん

人間がキャッキャウフフしていると、タマにイラっと来るけれど、
動物がキャッキャウフフしていると、500%癒される つのかくし です。
こんにちは。

人として生きている以上、人と接していますが、
地球上には人以外の動物の方が圧倒的に多いです。

にもかかわらず人間は、人間の都合で、
彼らを捕獲し、住処を奪い、命を奪っている現実があります。

わんちゃん、ねこちゃん、鳥さんといった身近な動物たちはイメージできますが、
私が紹介したいのは人間の都合で害獣とされているコたち。

自分の生活を脅かすから害、というなら、彼らから見たら人間だって害。
人間目線で害だと決めつけるの、おかしいよね。

今日は野生動物のうち、クマさんをご紹介します。

癒しの世界と同時に、知ってほしい一面をお届けします。

※ご注意※
私は「可愛いから保護しろ」「可哀そうだから殺すな」といった、人物主観の意見は言いません。
なぜなら個人の自己満足であって救える範囲は狭く、生態系としての解決策ではないからです。
地球上の生物の一つであるヒトとして、どうあるべきかの意見を挙げています。
出来る出来ないは置いておいてね…

日本のクマは2種類。行動範囲は東京から富士山⁉

ずんぐりむっくりした体型と、まるいお耳。
つぶらな瞳にフサフサの毛。
二本足で立ち、お手々を器用に使い、木登りも出来る。
お顔はワンコ寄りなのに、しぐさはニャンコ寄りという、
好条件を備えたクマさんをオトモに選んだ金太郎に、激しく同意。

世界には8種のクマがいます。
そのうち日本にいるのは「ツキノワグマ」「ヒグマ」の2種。

身体が小さく、雑食だけど草食寄りのツキノワグマ。
身体が大きく、雑食だけど肉食寄りのヒグマ。

クマたちは身体が大きい分、たくさんの食べ物を必要としています。
そのため広範囲を歩き回っています

特にオスは数100㎢の行動範囲のコもいるそうです。
100㎞というと、東京中心部から富士山くらい!

つのかくし
つのかくし

歩くとお腹もすくし、お腹がすくから歩くし…
あれ?どっちが先?

クマはなぜ人里に??食べ物が無いの?

クマは狂暴と言われており、たしかに襲われる被害も出ていますが、
実のところは臆病だからこそピリピリして激おこになるのです。
本当は人里に来る必要もないし、彼らだって危険を冒して来たくもない。

大きく3つ、理由が考えられます。

行動範囲が広すぎるため

広い活動範囲の中に、人里が含まれているのです。
山に追い返すにしても、その山に高速道路や、工場、リゾート地、新興住宅が出来るのですから、たまったものじゃありません。

繁殖のため

人里に近づく理由はもう一つ。
繁殖のためです。

オスは、近親交配を避けて、母クマから遠い地に旅立ちます。これが広範囲移動の理由。
独り立ちしたばかりの若いオスは人里に迷い込むことがあります。

メスは、子連れの場合、オスに子供を殺される危険を避け、オスの少ない人里近くへ避難します。
人里だって危ないのに…泣ける。

食べ物がおいしいため

クマたちの主食になるドングリが凶作の年は確かにあります。
ですが、飢えて死にそうで仕方なく人里に降りているのでは無いようです。
捕獲されたクマたちの栄養状況は悪くはなく、冬眠もできる模様。

GPSで追跡すると、人里のカキの実や、家畜の飼料を食べに来ているのでした。
それも執着している形跡があったのです。

参照:兵庫県森林動物研究センター

人間だって、美味しいお店を知ったら、リピートしたくなるよね。。。

クマたちと共存するには?つのかくしの野望

クマにとって、人里が避難場所の一つであるのなら、共存の可能性だってある。

ただし、人里=安全と思われては、今度は人間にとって迷惑になってしまう。
そしてやっぱり、駆除対象となるのです。

だから、人里=危険と思わせつつ、お互いのキラーゾーンには入らない。
相手が相手だけに、そんな絶妙な間合いが必要。

難しいよね。
難しいからこそ、難しいことはしたくない。

いっそのこと、山ごと確保し、そこに住む動物たちを保護したいと考えています。
簡単にいうとナショナルトラストです。

利益にならないため莫大な資金が必要なので、まだまだまだまだ先ですが。

そして山を確保出来たら、生態系の調整が必要です。
クマは生態系の中でも上位。
天敵が少ないためクマが大量発生も阻止しなければなりません。
もちろんニホンオオカミのように絶滅させてもいけません。

クマの上位に立てるのは、現時点で人間だけ。

ではやることは…

すまん。みなまで言えぬ。

まとめ

まるまるころころ。しぐさも可愛いクマさん。

だけど可愛いだけじゃ助けられない。

今、目の前で起きている悲劇を減らすことと同時に、
これから悲劇を増やさないため、大きな組織が必要です。

クマさんに特化しているのは、国内ではこんな組織があります。

https://www.kumamoriweb.org/

害獣とされているのはクマさんだけではありません。
畑を荒らしたり、市街地にも出没したり、そして力も強いイノシシちゃんも。

彼ら彼女らの記事も書きますが、その前にカワイイ一面を知っていただくために、
この写真絵本、オススメしています。

控えめに言っても最高です。

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